2025年7月19日
「”痛み”の原因を考えた治療」

こんにちは。札幌市中央区のDo接骨院です。
前回は、理学療法士がいる接骨院のメリットについてお話ししました。
今回は、私が日々の臨床で大切にしている考え方、
「”痛み”の原因を考えた治療」
というテーマについてお話しします。
■ 痛みには“原因のある痛み”と“繰り返す痛み”がある
一言で「痛み」と言っても、原因や状態によって適した治療は異なります。
- ✅ スポーツで捻った
- ✅ 重いものを持ってギックリ腰になった
- ✅ 転倒して膝を打った
こうした「明確な受傷のきっかけ」がある痛みには、運動療法ではなく物理療法や安静・固定がまず重要です。無理に動かすことで悪化してしまうケースもあります。
■ 急性期に必要なのは「物理療法」
当院では、急性期の痛みに対して以下のような物理療法を活用しています。
◉ フィジオソノ(超音波治療器)
→ 深部の炎症や腫れの抑制、筋肉・靭帯の回復促進に効果的。
◉ フィジオアクティブ(高周波治療)
→ 痛みの感覚をブロックしながら血流促進、深部の筋緊張にも対応。
◉ エスパージ(微弱電流治療)
→ ケガ直後でも使える、安全性の高い電気刺激。回復を早めます。
これらの物理療法は、厚生労働省や医療機関でも導入されているエビデンスベースの治療法です。
■ 「動かした方がいい」と言われたのに痛みが悪化した方へ
痛みが出てすぐの段階で「ストレッチしましょう」「トレーニングしましょう」と言われた結果、悪化してしまった方が多く来院されます。
まだ炎症が残っているのに運動をするのは、火がついている所に油を注ぐようなもの。
急性期は、まず鎮静と回復を優先するべきです。
■ それでも「根本改善」は必要
ここまで物理療法の重要性をお伝えしましたが、私が大切にしているのは**「その後の再発予防」**です。
痛みが治まったあとに、
- なぜそのケガが起きたのか?
- 体の使い方や筋力・柔軟性に問題はなかったか?
を分析し、必要があれば運動療法に切り替えていきます。
■ 痛みのフェーズに合った“正しい順番”が大切
- 痛めた直後 → 物理療法で鎮痛・炎症コントロール
- 痛みが落ち着いた後 → 運動療法で再発予防・動作改善
この流れが、私たちが大切にしている「根本改善」の考え方です。
■ 最後に|あなたの痛みに今、本当に必要なのは何ですか?
当院では、ただ電気をあてるだけ、マッサージするだけ、運動させるだけという治療はしません。
その人の状態に合わせて、“いま本当に必要なこと”を見極めて施術を行います。
札幌市中央区で、
- ケガをしたばかりの方
- 他院でなかなか治らないと感じている方
- 運動だけではうまくいかなかった方
は、ぜひ一度ご相談ください。
【次回予告】
次回は、慢性的な痛み・繰り返す不調に効果的な「運動療法」について、
理学療法士の視点からお話しします。
「なぜ運動療法が必要なのか?」「どういう人に合うのか?」を分かりやすく解説します。