はじめに|「なかなか治らない」の正体は腱かもしれません
- しばらく安静にしても違和感が残る
- 痛みは軽いのに動かすと不安
- 何度も同じ場所を痛める
このような症状の場合、
**原因は「筋肉」ではなく「腱」**にあることが少なくありません。
腱のケガは、
✔ 治りにくい
✔ 長引きやすい
✔ 再発しやすい
という特徴があります。
その理由は、腱特有の組織治癒の仕組みにあります。
腱とはどんな組織?
腱は、
筋肉と骨をつなぐ組織です。
- 力を骨へ伝える
- 関節を安定させる
- 動作をコントロールする
といった重要な役割を担っています。
代表的な腱のトラブルには
- 腱炎
- 腱鞘炎
- アキレス腱炎
- 上腕二頭筋腱炎
などがあります。
なぜ腱は治りにくいのか?
腱が治りにくい最大の理由は
👉 血流が非常に少ないことです。
筋肉と腱の違い
- 筋肉:血流が豊富 → 回復が早い
- 腱 :血流が乏しい → 回復が遅い
そのため腱は
- 炎症が長引きやすい
- 修復スピードが遅い
- 無理をすると簡単に悪化する
という特徴を持ちます。
腱の組織治癒の3段階
腱も筋肉と同じく、
炎症期 → 修復期 → 成熟期
の順で治癒しますが、期間は長くなります。
🔹① 炎症期
期間目安:〜1週間程度
- 動かすと痛い
- 押すと鋭い痛み
- 使うほど悪化
▶ この時期のポイント
腱にとって炎症期は非常にデリケートです。
❌ 無理なストレッチ
❌ 痛みを我慢した運動
❌ 自己判断での使い続け
は、慢性化の原因になります。
🔹② 修復期
期間目安:2〜6週間
- 痛みは軽減
- ただし動作時に違和感
- 朝や使い始めがつらい
腱の修復は
非常にゆっくり進みます。
この時期に無理をすると
👉 「治りかけ → 再炎症」
を繰り返します。
🔹③ 成熟期
期間目安:1〜3か月以上
腱組織が
- 強度
- 弾性
- 配列
を取り戻していく時期です。
ここで重要なのは
正しい負荷をかけること。
安静にしすぎても
使いすぎても
腱は強くなりません。
腱の回復期間の目安
| 状態 | 回復目安 |
|---|---|
| 軽度の腱炎 | 約1〜2か月 |
| 繰り返す腱炎 | 3か月以上 |
| 慢性腱障害 | 半年〜 |
※ 仕事・スポーツ内容により前後します。
腱のケガが長引く人の特徴
- 痛み止めで誤魔化す
- 湿布だけで様子を見る
- 動かした方が良いと思い込み続ける
- 原因動作を変えていない
腱は
「我慢すると治る組織」ではありません。
Do接骨院(整骨院)の腱治療の考え方
当院では
腱を「筋肉の延長」としてではなく、
独立した組織として評価します。
- 炎症を抑える段階
- 負荷量を調整する段階
- 腱を強くする段階
を明確に分け、
状態に応じた施術とリハビリを行います。
よくある質問(Q&A)
Q:腱は完全に元に戻りますか?
A:時間と適切なリハビリを行えば、機能的な回復は十分可能です。
Q:動かさない方が良いですか?
A:炎症期以外は「動かし方」が重要です。
まとめ|腱は「時間と段階」を守ることが大切
腱の組織治癒は
焦るほど長引く傾向があります。
- 時期を見極める
- 負荷を調整する
- 原因動作を修正する
これが腱トラブル改善の近道です。
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文責 理学療法士 高橋由希

