骨の組織治癒とは?骨折が治るまでに体で起きていること|札幌市中央区 西18丁目 Do接骨院(整骨院)


目次

はじめに|骨折は「くっつくまで」がゴールではありません

骨折というと
「骨がくっつけば治った」
と思われがちですが、実際には骨が修復されるまでに段階的な治癒プロセスがあります。

この流れを理解することで、

  • なぜ固定が必要なのか
  • なぜ安静期間があるのか
  • なぜリハビリが必要なのか

が見えてきます。


骨は「治る力」が非常に高い組織

人の体の中で、骨は
最も組織治癒能力が高い組織の一つです。

適切な環境が整えば、骨は

  • 強度
  • 構造

ほぼ元通りに再生することができます。

ただし、治癒過程を無視した対応をすると
治癒遅延や変形治癒につながることがあります。


骨折の組織治癒の流れ

① 炎症期(受傷〜約1週間)

体で起きていること

  • 骨折部で出血
  • 炎症反応が起こる
  • 血腫(けっしゅ)が形成される

この血腫が、骨再生のスタート地点になります。

注意点

  • 無理な動きは厳禁
  • 適切な固定が最重要
  • 痛みがあって当然の時期

② 修復期(仮骨形成期|約2〜6週)

体で起きていること

  • 血腫が線維組織に変化
  • 軟らかい仮骨(線維性仮骨)が形成
  • 徐々に硬くなっていく

この時期の骨は
👉 見た目はつながっていても、強度はまだ低い

注意点

  • 固定は継続
  • 自己判断での運動再開は危険
  • 周囲関節の運動は重要

③ 再構築期(リモデリング期|数か月〜1年以上)

体で起きていること

  • 仮骨が成熟骨へ変化
  • 余分な仮骨が吸収される
  • 力のかかり方に合わせて骨が再構築

👉 骨は「使われ方」に応じて形を変える

注意点

  • 段階的な負荷が必要
  • リハビリが重要な時期
  • ここを疎かにすると機能回復が遅れる

骨折後にリハビリが必要な理由

骨折後の問題は
骨そのものより、周囲組織の機能低下であることが多くあります。

  • 関節拘縮
  • 筋力低下
  • 動作不良

これらを改善しないと
「骨は治ったけど動かない」状態になります。


Do接骨院の骨折後ケアの考え方

当院では

  • 骨癒合段階を考慮した施術
  • 固定中からの周囲ケア
  • 段階的な運動・負荷調整

を重視し、
日常生活・スポーツ復帰までを見据えたサポートを行っています。


まとめ|骨折は「体の中で起きていること」を知ることが大切

  • 骨は段階的に治る
  • 固定には意味がある
  • リハビリは後半ほど重要

骨折後は、
正しい知識が回復の質を高めます。


文責 理学療法士 高橋由希



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