はじめに|「安静にしているのに治らない」理由
腱の痛みで多いお悩みが、
- 安静にしているのに良くならない
- 使うと痛い、休むと少し楽
- 治ったと思うと再発する
というケースです。
実は腱のトラブルは、
「安静」と「運動」の判断を間違えることで長期化します。
腱炎・腱損傷における正しい治療タイミングを
組織治癒の観点から解説します。
腱は「休ませすぎ」ても治らない
腱の痛みがあると
「とにかく動かさない方がいい」
と考えがちですが、これは半分正解・半分不正解です。
腱は
- 血流が少ない
- 刺激がないと強くならない
という特徴があるため、
休ませすぎると回復が進まなくなります。
👉 重要なのは
いつ・どの程度・どう動かすかです。
腱の状態を決める3つのタイミング
🔴 炎症が強い時期(急性期)
この時期の特徴
- 動かすとズキッと痛む
- 押すと強い圧痛
- 使うほど悪化する
▶ 判断
👉 安静が最優先
❌ やってはいけないこと
- 無理なストレッチ
- 痛みを我慢した運動
- 強いマッサージ
この段階で無理をすると
慢性腱障害の入り口になります。
🟠 炎症が落ち着き始めた時期(回復初期)
この時期の特徴
- 日常生活はなんとか可能
- 動かし始めに違和感
- 朝が一番つらい
▶ 判断
👉 完全安静はNG
腱はこの時期から
軽い刺激を入れることで修復が進みます。
✔ 痛みが出ない範囲での運動
✔ 腱に過度な負荷をかけない動かし方
✔ 周囲の筋肉・関節の調整
が重要になります。
🟡 痛みがかなり減った時期(成熟期)
この時期の特徴
- 強い痛みはほぼない
- 使いすぎると違和感
- 動作に不安が残る
▶ 判断
👉 段階的に負荷を上げる
この時期は
腱を「強く育てる」段階です。
- 急に元の運動量へ戻さない
- 反動や瞬発的動作は慎重に
- 疲労のサインを見逃さない
ことが再発予防の鍵になります。
「動かした方がいい腱」「休ませるべき腱」
すべての腱が同じではありません。
動かした方がいいケース
- 慢性化している腱痛
- 血流低下が原因の場合
- 使わなさすぎによる硬さ
休ませるべきケース
- 急性の腱炎
- 明らかな炎症反応
- 痛みが強く増悪する場合
👉 自己判断が最も危険なポイントです。
Do接骨院(整骨院)の腱治療アプローチ
当院では、
「安静か運動か」を二択では考えません。
- 今どの治癒段階か
- どの動作で負担がかかっているか
- 筋・関節・神経との関係
を評価し、
- 抑えるべき刺激
- 入れるべき刺激
- 避ける動作
を明確にします。
これにより
腱を痛めず、強く回復させることを目指します。
よくある質問(Q&A)
Q:湿布だけで治りますか?
A:一時的に楽になることはありますが、腱そのものを強くする効果はありません。
Q:ストレッチは必要ですか?
A:時期と方法が重要です。間違えると悪化します。
まとめ|腱は「動かし方」で治りが決まる
腱の治療で最も大切なのは、
休ませる勇気と、動かす判断です。
- 休むべき時に休む
- 動かすべき時に正しく動かす
- 焦らず段階を守る
これが
腱トラブルを長引かせない最大のポイントです。
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文責 理学療法士 高橋由希

