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はじめに|「捻挫=軽いケガ」と思っていませんか?
捻挫は日常でもスポーツでも非常に多いケガですが、
「腫れが引いたから大丈夫」
「痛みが減ったから治った」
と判断されやすい代表的な外傷です。
しかし実際には、靭帯は治りにくく、後遺症や再発を残しやすい組織でもあります。
今回は、靭帯の組織治癒の特徴と、なぜ捻挫が軽く見られやすいのかを解説します。
靭帯とは?|関節を安定させる重要な組織
靭帯は
- 骨と骨をつなぐ
- 関節の動きを制御する
- ズレや過剰な動きを防ぐ
という関節の安定性を保つ役割を担っています。
特に足関節捻挫(外くるぶし周囲)では
- 前距腓靭帯
- 踵腓靭帯
などが損傷しやすく、関節の不安定性が残る原因になります。
靭帯の組織治癒の流れと期間
① 炎症期(受傷〜約1週間)
- 強い腫れ・痛み・内出血
- 靭帯の線維が断裂・損傷
- 無理な動きで損傷が拡大しやすい時期
👉 安静・固定・適切な処置が最重要
② 修復期(約2〜6週)
- 損傷した靭帯が再生され始める
- ただし、線維配列はまだ不規則
- 強度は正常の50〜70%程度
👉 痛みが減っても「治ったわけではない」段階
③ 再構築期(約2〜3か月以降)
- 靭帯の線維が整い、強度が上がる
- 適切な負荷で質が向上
- 不十分だと緩さが残る
👉 再発予防にはこの時期のリハビリが非常に重要
捻挫が軽く見られやすい理由
① 骨折と違い、画像で分かりにくい
靭帯損傷は
- レントゲンでは写らない
- 見た目が軽そうに見える
ため、過小評価されやすい特徴があります。
② 日常生活は何となく動けてしまう
- 歩ける
- 仕事ができる
ことで「大丈夫」と判断しがちですが、
関節の中では不安定性が残存しているケースが多くあります。
③ 固定やリハビリが不十分になりやすい
- 早期に固定を外す
- リハビリを行わない
ことで
👉 捻挫グセ・慢性不安定症・変形性関節症
につながることもあります。
靭帯損傷で注意すべきポイント(時期別)
急性期
- 無理に動かさない
- 固定・圧迫・挙上を適切に
- 自己判断での運動再開は避ける
回復期
- 可動域訓練を段階的に
- 痛みがない動きから開始
後期・復帰期
- バランス訓練
- 片脚支持・ジャンプ動作
- スポーツ特異的動作
👉 「動ける」と「安定している」は別物です。
Do接骨院での靭帯損傷への考え方
当院では
- エコー観察による状態把握
- 炎症期・修復期・再構築期を分けた施術
- 再発予防を前提としたリハビリ
を重視しています。
特に捻挫は
「治す」より「繰り返さない」ことが重要です。
まとめ|捻挫こそ、正しい理解とケアを
- 靭帯は治癒に時間がかかる
- 痛みが消えても治癒途中
- 不十分な対応が再発の原因
捻挫を軽く見ず、組織治癒を理解した対応が大切です。
文責 理学療法士 高橋由希
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