目次
はじめに|骨折は「くっつくまで」がゴールではありません
骨折というと
「骨がくっつけば治った」
と思われがちですが、実際には骨が修復されるまでに段階的な治癒プロセスがあります。
この流れを理解することで、
- なぜ固定が必要なのか
- なぜ安静期間があるのか
- なぜリハビリが必要なのか
が見えてきます。
骨は「治る力」が非常に高い組織
人の体の中で、骨は
最も組織治癒能力が高い組織の一つです。
適切な環境が整えば、骨は
- 形
- 強度
- 構造
をほぼ元通りに再生することができます。
ただし、治癒過程を無視した対応をすると
治癒遅延や変形治癒につながることがあります。
骨折の組織治癒の流れ
① 炎症期(受傷〜約1週間)
体で起きていること
- 骨折部で出血
- 炎症反応が起こる
- 血腫(けっしゅ)が形成される
この血腫が、骨再生のスタート地点になります。
注意点
- 無理な動きは厳禁
- 適切な固定が最重要
- 痛みがあって当然の時期
② 修復期(仮骨形成期|約2〜6週)
体で起きていること
- 血腫が線維組織に変化
- 軟らかい仮骨(線維性仮骨)が形成
- 徐々に硬くなっていく
この時期の骨は
👉 見た目はつながっていても、強度はまだ低い
注意点
- 固定は継続
- 自己判断での運動再開は危険
- 周囲関節の運動は重要
③ 再構築期(リモデリング期|数か月〜1年以上)
体で起きていること
- 仮骨が成熟骨へ変化
- 余分な仮骨が吸収される
- 力のかかり方に合わせて骨が再構築
👉 骨は「使われ方」に応じて形を変える
注意点
- 段階的な負荷が必要
- リハビリが重要な時期
- ここを疎かにすると機能回復が遅れる
骨折後にリハビリが必要な理由
骨折後の問題は
骨そのものより、周囲組織の機能低下であることが多くあります。
- 関節拘縮
- 筋力低下
- 動作不良
これらを改善しないと
「骨は治ったけど動かない」状態になります。
Do接骨院の骨折後ケアの考え方
当院では
- 骨癒合段階を考慮した施術
- 固定中からの周囲ケア
- 段階的な運動・負荷調整
を重視し、
日常生活・スポーツ復帰までを見据えたサポートを行っています。
まとめ|骨折は「体の中で起きていること」を知ることが大切
- 骨は段階的に治る
- 固定には意味がある
- リハビリは後半ほど重要
骨折後は、
正しい知識が回復の質を高めます。
文責 理学療法士 高橋由希
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